フォトログ - 写真でディスクが一杯です -

趣味の写真とカメラ、被写体について取り留めもなくただただ綴り続けるブログ。

イタリア撮り歩き Part. 2 ローマ・ヴァチカン編

こんばんは、Eugene Roteflugelです。

 

今回はヨーロッパ出張の際に訪れたイタリアはローマとヴァチカンの投稿です

 

ローマという街は予想に反さず、歩けばそこら中で世界遺産に出くわします。で、案の定観光写真を大量生産しました…!少しはドラマチックな写真も撮れるよう心構えをしておけばよかったと後から思うわけですが、まぁそこは次回訪問時(いつになるのだろう…)においておきます

 

フィレンツェからローマへ

起点は今日もフィレンツェ。Firenze S.M.N駅からローマ中心部のRoma Termini駅まではイタリア版新幹線のItaloで1時間半ほど。ちなみにチケットは公式サイトで事前購入したので、特等車で片道4,000円程度だったかなぁ…。安いですよね。

 

 

 

Firenze S.M.N駅構内。電光掲示板に列車の出発10分前に発着ホーム番号が出ます。朝の7時半の列車だったので、車内ではスリの被害にあわないようカバンを抱きしめながら少し眠りました。

 

 

ローマ市内へ

 

 

地図で見るとやたらと広そうに見えますが、あなたに気合があれば歩いて有名どころは全て回れます。私が訪れたのは6月でしたが、真夏のようでした。日本でも盛んにニュースになっていますが、ヨーロッパは今年は異常気象で随分と気温が高いです。日本の梅雨の蒸し暑さから逃げ出したつもりでいましたが、日中は36度にもなりました。なので私は途中タクシー利用で効率的に回りました。そうそう、ローマではフィレンツェもそうでしたが、Uberのような配車サービスがあまりないので、その他のヨーロッパやアメリカほど料金も利便性もよくありません。

 

オードリーヘップバーン出演の某有名映画に出てくるあの場所です。飲食が禁止されていて、警察官の見張りの目も厳しいため(飲み食いをしていると警笛を爆音で吹かれます…!)、映画と同様のシーンは残念ながら撮れません。午前9時過ぎに行ったのですが、写真的には逆光で次に行く際は別の時間帯を狙いたいです。

 

なんだかただの路地もオシャレに見えました。東京の無機質な近代的なビルに囲まれた生活を送っていると、こういう中世の姿を残す街並みは本当に魅力的にうつります

 

トレビの泉です。後ろ向きにコインを投げるとローマに戻ってこれるという言い伝え(?)があるそうなので、私も投げました。ここはもうとにかく観光客で溢れかえっています。というかローマの街中はそもそもどこもかしこも世界中からくる観光客でいっぱいですが…

 

ローマの小道をずんずん進んでパンテオンへ。ここはローマときいて真っ先にイメージする場所です。なぜだろう、やっぱり神殿の作りがいかにも古代ヨーロッパだからでしょうか。

 

現在のパンテオンは再建された後の姿だそうですが、それでもAD128年なので、1,900年ほど前の建築ということになります。古代ローマ人すごい。ラファエロのお墓があるのもこの場所です

 

 

ベリー系のジェラートの破壊力は凄まじいです。真夏の暑さで疲れた体をリフレッシュさせるにはこれしかない…!私はこればかりリピートしました

 

ナヴォーナ広場です。紀元1世紀頃にローマ皇帝ドミティアヌスが作らせた競技場から発達した姿が現在のこの場所にあたるようです。何を思ったのか望遠で撮ったのでその広大さがわかりませんが、周囲にはオシャレなレストランがたくさんあって、平日の昼間でしたが和やかな雰囲気でした

 

 

最高裁判所あたりから見えるヴァチカンのサン・ピエトロ寺院です。この日一番の目的はあの頂上まで登ることです

 

ヴァチカンにたどり着く前にサンタンジェロ城も見てきました。まぁローマにきたら行くよね。でもそれほど好きな場所ではないかもしれません。とにかくヴァチカンを目の前にして、完全に心は向こう側

 

フィレンツエ にもありましたが、ローマでも街中に唐突にメリーゴーランドが出てきました。なんだろう、イタリアの人はメリゴーランドが好きなのかな…?

 

 

さぁ、ここまで来ました。サン・ピエトロ寺院です。カトリック最大の教会です。一度は来てみたかった場所トップ10に入る場所です。

 

いざ!!

 

 

 

 

とはならず、一応写真を撮りながらも盛大にスルー。もちろんそれには理由があります。併設されたヴァチカン博物館とこの場所には世界中のカトリック教徒や観光客が押し寄せます。普通に入ろうとすると、それぞれの場所で6月というヨーロッパの観光シーズンではどちらも入場までの待ち時間は1時間ではすみません…。よって博物館は時間指定の予約を。で、さらにカラクリがあるのですが、博物館と寺院とは、実は繋がっています。普通に見学すると両方で行列に並ぶことになるのですが、博物館内のとあるルートを行けば、寺院の入場列に並ぶことなく大聖堂の中にアクセスできる…。

 

だけどこのルートにも注意しなければならない点があって、それはヴァチカン博物館の有名な螺旋階段を見逃すことになり兼ねないということです。螺旋階段は出口へと繋がるルートの最後の最後なので、途中で大聖堂への抜け道を行くと、見ることができません。なので、博物館入場後、真っ先に順路とは逆方向の売店エリアに進み、この螺旋階段をみておくことで心置きなく大聖堂への抜け道へと進めるわけです。

 

 

というわけで、ここがヴァチカン博物館の螺旋階段です。なんだか抜け道解説がメインテーマみたいになってしまいましたが、出張の合間の限られた時間で色々と見るためにはこういう工夫が必要なんですよね…。いつかもっと心に余裕を持ってまわりたいのが本音です

 

学校の美術の教科書に載っていたような彫刻がたくさんありました。それから自然光をたくさん取り入れた素敵な構造の博物館だなと感じました。まぁ絵画よりも彫刻中心ということで、紫外線にそれほど敏感ではないからでしょう。ラオコーンとシーザーの像が個人的には好きです

 

で、この後ローマ教皇の選挙(?)が行われる場所として有名なシスティーナ礼拝堂(写真撮影禁止)をじっくりみて、そこから抜け道を通りサン・ピエトロ寺院へ。大聖堂へ真っ先に入らず、今日一番楽しみにしていたクーポラへ登ります。エレベーターを利用することもできるのですが、ここまで来たら自分の足で登るよね。階段551段、無事踏破しました。

 

そして、目の前に広がるこの絶景…

 

 

目の前に広がるのはサン・ピエトロ広場。そしてその先にはサンタンジェロ城やローマの街並みが。周囲に風を遮るものがないので、気温は高くても爽やかな風が駆け抜けます。この場所で45分は過ごしたかな。とにかく暑い中、普段まず登ることのない長い長い階段を登った後なので、簡単に降りたくなくなりました…!

 

で、この後はクーポラから降りる途中にある売店で十字架を購入してみたり。カトリック信者というわけではないのですが、そう簡単にこれる場所ではないのでやはり記念品のひとつくらい欲しくて買いました。

 

 

 

で、ヒイヒイ言いながら登った551段を再び歩いておりると大聖堂の中へと入れます。私の写真ではなかなか伝わりませんが、本当に壮大な教会です。クーポラの天蓋の窓から光が差し込んで、綺麗だったな…

 

ということで、ローマ・ヴァチカン編は以上です。出張のまだまだ前半なのですが、なんだかもうすでにクライマックスを迎えた気分

 

この後はヴェネツィアヘルシンキミュンヘンが待っています。

 

前編のフィレンツエ 編はこちらからどうぞ。

 

eugene-roteflugel.hatenablog.com

 

 

それでは

 

Eugene Roteflugel